他の未経験者と格段に差をつけるポートフォリオ

ポートフォリオづくり、未経験で就活する上で最初の壁ですよね。

どうアピールするかっていうこと以前に、まず作ること自体が大変です。

 

私は当初載せられる作品数も少なかったので、とにかく数を増やすことにも苦労しました。

ただそれだけでは書類選考も通過できず、これではだめだと思っていろいろブラッシュアップしました。

 

この記事ではポートフォリオで差をつけるために、35歳未経験だった私が行った方法を載せています。見せ方のテクニックなどではなく、作品の内容という部分に焦点を当てています。

 

差をつける=個性を出す、は×

未経験者だとどうしてもオリジナリティを出すという意味での差別化を考えたくなってしまいます。私がそうでした笑

でも、この方法はよほど突出してセンスがよくないとおそらく評価されないでしょう。またセンスがよくて目をひいても、最後は客観的な実力とやる気が問われるんですよね。

 

ポートフォリオは自己表現のツールではありません。

むしろ基本的にはプロがこれまでの実績をアピールするための作品集だからです。

 

でも未経験者の場合、その肝心なプロとしての実績がないです…

でも採用側は仕事としての実力が知りたい

この人はいいかもなと思っても保証がほしいです。

 

ではどうするか…

私はセミプロとしての実績を作る、という作戦をとりました。

具体的には

  • 実在の企業・店舗のサイトを作る
  • クラウドソーシングで応募する・受注する

学校や自分のフィールド内で完結するものではなく、webやデザインを通じて実際の世の中と関わっていくということですね。

シンプルですが本気の人以外はあまりやっていないので、これで十分他の未経験者と差をつけられます。

学校で作った課題を載せてるだけの人も結構多いですから。

 

以下評価されるやり方を解説しますね。

実在の企業・店舗のサイトを作る

実務に一番近いのは、実在するクライアントを相手に制作するということです。

特に制作会社に応募するならこれは最も評価されると思います。

 

知人友人の会社、いきつけのお店などを当たってみましょう。

意外とホームページを持っていない、あるいはリニューアルを考えているところは少なくありません。

発注すると高いし、WIXなどを使うとしても自分で作るのは忙しくてできない、という人は多いです。

 

理想を言えば、お金をもらって公開・運用する、というところまでいければ最高です。

でもさすがにそれは双方負担が多いですから、それを疑似的にしましょう。

公開・運用を前提に(視野に入れて)制作する、という方法です。

 

具体的には

 

「まず作らせてください。

もし完成品が気に入って運用の準備ができたら使ってください。

その場合サーバーの契約やドメインの取得、メンテナンス等については、お金や契約上のこともあるのでそちらで探してください。」

 

という形にしましょう。

これならお互いハードルが低く、こちらも負担がない形で話が進められます。

 

そしてこの方法の一番のメリットは、面接時に

「このサイト作品は実際に公開・運用を前提に作っています。今、クライアントに検討してもらっています。」

と言えることです。

(実際、私の作品も半永久的に検討中になってます笑)

 

もちろん、知人等のお店をモデルに運用前提でないサイトを作ってもいいと思います。

それだけでも架空のお店のものをつくるよりはだいぶ評価が高いと思います。

 

私の場合、訓練校の卒業制作が自由課題だったので、その機会に実際の居酒屋店舗さんのサイトを制作しました。

訓練校の近くの個人経営のお店で、お昼を食べに行ったことがあったのですが、調べたところHPは持っていませんでした。

そこで話をしてみると、意外にも喜んで応じてくれました。

少人数で回しているお店だったので取材の時間を取ってもらうのがとても大変でしたが。

 

制作したHPを本当に使ってもらえそうな場合

もしかしたら練習で作らせてもらったサイトを本当に使いたいと言ってもらえることもあるかと思います。作品を気に入ってもらえたということですから、うれしいですしきっと自信になりますよね。

でもその場合でも運用や保守は引き受けないようにした方がいいと思います。

サーバーなどの問題もありますし、未経験者が商用のサイトを管理するのは大変すぎます。

またHPが原因でクライアントとその顧客との間でトラブルが起きた場合等リスクもあります。

あくまで制作して納品したら終わりという形で最初から話を進めておき、就活とスキルアップにエネルギーを注ぎましょう。

クラウドソーシングで応募・受注したものを載せる

「ランサーズ」や「CrowdWorks(クラウドワークス)」などクラウドソーシングのコンペに応募した作品を載せているとその活動が評価されます。

 

特に採用された場合は大きいです。

コンペといっても受注すればお金が発生しますから、そうなれば単発とはいえ立派なプロとしての仕事ですので。

 

私も合格した今の会社では、面接時にこのことも注目してもらえました。

採用された作品は実際にどのくらいの時間で制作して、金額はいくらだったのかといろいろ聞かれました。

 

私の場合、コンペで採用されるまで毎日一作品は応募する、という目標で続けていました。

主にチラシやバナーでしたので、慣れてくると1時間とかで作れるようになりました。最初はバナー1個に3時間とか…すごい時間かかってましたが笑

ポートフォリオや面接のためだけではなく、本当に自信と力がつくので就活生には超おすすめです。

 

webポートフォリオはWordpressでつくる

ポートフォリオは紙とweb両方作っている方が多いと思います。

が、特に「web」デザイナーですからwebの方が重視されていると、面接を通じて感じました。

 

そしてwebのポートフォリオはWordpressで作ったのですが、これが意外にも評価されることが多かったです。

実際、既存テーマを使って、さらに直感操作できるプラグイン等を使って構成しただけ(=一切コードはいじってない)なのですが。それを説明してもWordPressの使用経験として評価されました。

WordPressで運用している制作会社の場合、管理画面等に慣れているかということ自体も考慮するようです。

ポートフォリオサイト作成ツール等もたくさんありますが、それらを使うよりはWordpressの方が評価される可能性が高いと思います。

 

最強の作品は、その応募先企業だけに向けた作品

突然ですがあなたが今までで一番うれしかったプレゼントはなんですか?たぶん単に高価なもの、ではないはずです。

きっと気持ちが伝わってきたものではないでしょうか?それも特に自分だけに向けてくれた気持ち。

 

ポートフォリオも同じです。企業はどの応募先にも同じポートフォリオを持っていっているんだろうな、と思ったら何も感じてくれません。

業界に合わせて順番や見せ方を変え、作品数に余裕があればチョイスを変える、等の工夫をしましょう。

 

そして最高の作品は、その応募先企業に入りたいから作ったということがはっきりしているものです。

具体的には、事業会社ならそのHPをまるっとコピーしてコーディングするのがいいかもしれません。

あるいは商品のバナーやLPを制作するというのもいいかもしれません。

制作会社なら制作実績に掲載されているサイトを再現しましょう。(全部だと大変すぎるので、トップページとメインコンテンツページだけでいいと思います。)

あるいはターゲットを絞っている制作会社ならその業界に関するページを作るのもいいかもしれません。

 

実際これほどパワーのある熱意の伝え方はないのではないか、と思っています。

完成度が高ければ他の応募者に圧倒的な差をつけることができるでしょう。

 

ただし、点数稼ぎで作ったのではもちろんダメだと思います。(だとしても簡単にはできないので評価されるでしょうが…)

むしろ本当にその会社で制作の仕事をしたいと思ったら、その会社に関わるものを作ってみたいと思うのは当たり前、ということです。

 

私がこれをやろうと思ったのは、ある業界だけを専門にしている制作会社に応募した時です。

一次面接で話をして、ここで働きたい!と思いました。

なのでその会社が制作しているものを自分が今どれだけ作れるか家でやってみよう、と単純に思いました。家に帰るなり制作実績から選んだものをコピーしてコーディングしはじめました。

(その間に今の会社に面接一度で内定したので、成果をみせる機会はありませんでしたが…)

 

さすがに全部の応募先にやってたら時間が足りませんので、

このように本当に入りたいと思った企業、最終面接に進めそうで最後の決め手を出したいときにやるのがいいと思います。

 

またコピーしたサイトはその企業に落ちても無駄にはなりません。

別の企業に応募するときにも一部改造して(あるいはそのままでも)作品として見せられます。

なによりもコピーすることで自信と実力がつきます。

 

ポートフォリオはいかにも作品集という形でパッケージしてみせる必要はないです。どんどんサイト作品を増やして必要に応じてURLを伝えるのもいいと思います。

 

「ポートフォリオのため」を超えること

さて、ここまでポートフォリオで差をつけるというお話でした。

もう一度まとめると

  1. 実在の店舗・会社をモデルに作らせてもらう(主にサイト)
  2. クラウドソーシングで制作する(主にバナーなど)
  3. 応募先企業に特化した作品を制作する

これだけやれば、きっとやる気を認めてもらえると思います。

さらっと書いていますが、実際これを全部やるとなかなかにたいへんです。

でもやったらやった分だけ必ず自分に返ってきますよ。

実際今制作の仕事をしていて、この就活期間中の自己鍛錬が本当に生きているなあ、と感じていますし。

 

ちなみにポートフォリオという視点で言えば、オススメは2のクラウドソーシングです。

サイトを一つ作るのはすごい力がつきますが、とても時間がかかります。

その点、同じ時間でバナーやチラシなどを十数点作ることができますので。

 

ポートフォリオの作品作りって、実はやればやるほど楽しくなります

最初は、学校の架空の課題よりも難しい…一つ作るのが大変…と感じますが、だんだん苦じゃなくなってきます。

私も、ポートフォリオに載せられる作品が足りない!っていう頃は辛かったです。

でも最後の方は、載せきれないからどれをチョイスしよう?となっていて、この頃にはもうポートフォリオのために作るというより単純に楽しいからクラウドソーシングで作ってました、笑

楽しみながら、ポートフォリオが充実させられるといいですね!

コメント

  1. おだ より:

    はじめまして!
    現在36歳で職業訓練でWeb制作を学んでいる者ですが、ブログを読ませていただいてとても励みになっています。
    もう少しで就活が始まるので、もっさんのように就職できるよう頑張りたいと思います!

    • もっさん より:

      コメントありがとうございます。(しばらく更新しておらず返信遅くてすみません)
      歳の近い方が読んでくださっていてうれしいです。
      30代半ばでの就活、甘くないですがあきらめなければ必ず成功できると思います。応援しています。