制作会社新人webデザイナーのとある一日

「webデザイナーってどんな風に毎日を過ごしているんだろう?」

未経験だった頃の自分が知りたかったことです。

というわけで現在制作会社にいる自分の一日を紹介したいと思います。

ちなみに私の勤務先はかなり小規模なので、ディレクション~コーディングまで全部やります。

肩書きは「webデザイナー」。

案件自体は営業さんが取ってきますのでヒアリング等から引き継いでいきます。

 

通常時と受注&納品前時でけっこう違うので2パターンで紹介します。

ちなみに社風をざっくり言うと、ゆるめのホワイト企業&やることやっていれば自由です。

※この記事は3か月の新人時点で書いていて、わかりにくい点が多かったので加筆修正しました。(2019.01.18)

一日のパターン

まずは普段の一日です。だいたい8割方このパターンAで毎日を送っています。

パターンA…ふだんの一日

9:00 出社・予定の確認 メールチェック、今日の予定を再確認。
9:30 新規制作コーディング 現在進行中のプロジェクトの制作を黙々とすすめる
12:00 昼休み
13:00 定期更新業務 既存サイトにページ追加や、届いた素材写真を修正など
15:00 制作サイトの要望対応 制作サイトにクライアントからダメだし等で修正
18:00 退社

はい、地味です。工夫は頭使う作業を午前中にして午後の眠い時間に単純な更新作業をやるとか…それくらいです。

Webデザイナーだけど全部やるパターンの会社なので、黙々とコーディングしてる時間が一番長い。

 

次に新規案件とかがあって出かけたりする日

パターンB…新規案件があった日(または納期直前)

9:00 出社・予定の確認 メールチェック、今日の予定を再確認。
9:30 定期更新業務 既存サイトにページ追加や、届いた素材写真を修正など
10:00 新規制作コーディング 現在進行中のプロジェクトの制作を黙々とすすめる
12:00 昼休み
13:00 新規案件のヒアリング 営業さんとクライアント企業A社を訪問し打ち合わせ
15:30 要件整理 A社案件の要件整理・ワイヤーフレーム作成
16:30 デザインカンプ制作 A社案件のデザインカンプ作成
18:00 退社

今日はディレクションからコーディングまでいろいろやったなあという感覚になるような日。

月に2~3日でしょうか。

他に納品前もこれに近い感じでクライアントとのやり取りがほとんどになったりします。スケジュール的に厳しければ2時間程度ですが残業しています。

納期が近いときに忙しくなる理由

実務を知らない時は「納期が近いときにめちゃめちゃ忙しくなる」という理由がいまいちわかりませんでした。

そうならないように段取りよく進めればいいじゃないか、と思っていたからです。

でも実際にはクライアント(お客さん)は納期間近になってからいろいろ言います。

特に官公庁や大会社が相手だと最終OKを出す人が最後の最後でひっくり返してきたりします。こちらが接触できるエライ人(広報部長とか)よりもさらに上のエライ人(役員とか社長)が最後の最後で出てきて違うこと言い出すパターンとかも…

また担当者自身も実際に運用を本気で考えはじめるのが出来上がり間近だったりします。そうするとやっぱりこうしたい…とか要望が多発します。

完璧なディレクション、根回し、先回りした要望の反映…とかできていれば、こうならないのですが…理想は理想であって、実際はなかなかそうはいきません…

「Webデザイナー」という肩書だけど、小さい会社はいろいろやる

なお小さい会社なのでいろいろやるわけですが、

私の場合もし作業ごとに肩書が入れ替わるのだとしたらこんな感じになりそうです。

ディレクター デザイナー コーダー フロントエンドエンジニア
3 1.5 4 1.5

ディレクターいたら楽だろうなあと感じます。イラレとかフォトショで作業する時間は少ないです。

その辺はこの記事でも書いています。

小規模な制作会社に入社して感じたメリット・デメリット

 

ここまで自身の毎日を中心に書いてきましたが、ここからは案件を中心にスケジュールを紹介します。具体的には週~月単位でどう動いているかです。

プロジェクトを中心にみたスケジューリング

私の場合は常にだいたい3~4件くらい同時進行している感じになります。

案件 納期 仕事内容
A 1週間後 テスト環境で見てもらい要望を受けては修正等。
B 1か月後 メインで作業するプロジェクト。コーディングなど一番時間を使う。
C 2か月後  デザインカンプをつくって提案中
D 3か月後  ヒアリングや要件整理を行なう。受注自体なかなか決定しない案件も。

上図は単純化しすぎですが、先述のとおり分業制ではないので

メイン作業をしながら(B)…他の案件を適宜進める(A/C/D)…って感じです。

 

なのでディレクター~コーダーまでしっかりチームで分業している会社だとこれとは違うと思います。

たぶんWebページ制作会社に疲弊して事業会社のWeb担当者になる人っていうのは、

この次から次へと終わりなく案件をこなし続ける(←言い方悪いですが)っていうサイクルに疲弊するんだろうな…っていうのは半年近くたった今の感想です。

私も今は勉強になること多すぎ&ホワイトな会社なので楽しいですが、いずれそういう人の気持ちもわかるかもしれないと思ってます。

案件とかについてもう少し詳しく

仕事の大きさ・工数(必要時間数)

ここまで書いてきた内容は全案件一律の重さみたいな感じに単純化しましたが、

実際は受注金額20万くらい~1000万くらいまで大小のプロジェクトがあるので、同時に納品期日を迎えるなんてこともあります。

あくまで例ですがだいたいこんな感じになります。

受注金額 工数 ページ数※や内容
20万 3~4日程度 5~6ページのコーポレートサイト。CMS化なし。
100万 20日程度 数十ページでCMS化あり。
500~1000万 数か月 数百ページの大規模サイトでCMS化あり。

※受注金額は、ページ数ももちろん大事ですが他にもいろいろな条件(作業時間数・難易度)で決定します。

CMS(コンテンツマネジメントシステム)化というのは、クライアントさんが自分たちで管理・更新できるようにwordpressなどのシステムで納品するということです。

たいてい普通にHTML・CSSで作ったあと、それを分割してPHPにしていくという作業になります。更新しやすいようにメンテナス性を考えたり、どんな記事を入れられても汎用的に対応できるデザインにしておくことが求められます。

納期

きっちりスケジュールを守らなきゃいけない案件とそうでもない案件があります。

大きな組織や大規模制作だと、クライアントと進行スケジュールを共有して、途中段階もしっかり期日を守らなきゃだめっていうことが多いです。(いついつまでに「資料受領」とか「テスト開始」とか)

一方個人事業主の場合、大抵最後にしっかり納品してくれたらいいよっていうパターンになります。ただしそれだけに最後の最後に自由すぎるダメ出しをわんさかしてくれるお客さんもいるので要注意です。

この辺りを総合的に考えてスケジューリングしています。

保守管理業務

会社によりますが、制作会社にとって保守管理は大事な収入源です。

つまり納品した後更新やメンテナンスをするので月額いくらいくらという契約。

常にこの業務がありますので、その分を勘案して新規制作のスケジュールを立てておきます。

保守管理は…毎月更新しているシリーズに新規ページを追加したり、届いた写真を修正してアップしたりなど簡単なものがほとんどです。

一人担当は基本自由

ここまで書いたように私の場合ほぼ単独で仕事しているので、かなり自由にスケジューリングとかできます。

ただし責任も一人です。その辺のプレッシャーがイヤだという場合は制作チームで作っている会社の方がおすすめかなと思います。

 

この記事はもともと一日の流れの話だったので、それについて加筆しておくと…こんなことを心掛けています。

  • 昼休みは必ず20~30分昼寝をして回復する
  • 夕方になると集中力が切れるのでおやつを食べて一息入れる
  • 飽きてきたら雑談したり、ネットサーフィン(といっても勉強関連)する
  • 仕事でつまった部分や勉強は家でやる

このあたりチーム制だと変に気をつかいそう…一人担当のメリットですね。

ホワイトな制作会社に入るには…

ここで紹介させていただいたとおりたぶん制作会社にしてはかなりホワイト企業におります。

なのでこうやってブログを書いたり家で勉強する時間も無理なく取れてます。

 

制作会社=ブラック、終電間際まで残業…ってよく聞きます。

今考えるともしそういう環境のところに入っていたら、モチベーション高くてもやっぱり続かなかったかもなあ…と思います。

 

でもどうすればホワイトな制作会社に入れるの?って思いますよね。

それは…なるべくホワイトな求人を紹介してもらえばいいです。

でもだれに?それは転職のプロたるエージェントにです。

私も登録していた(今もしたまま)ところが何社かありました。

おすすめはWeb専門のエージェントです。

だれもが知っている大手エージェントも案件は多いですが、担当者がwebのことをぜんぜんわかってなくて不安になったことがあります。

「学校でHTMLとcssとjQueryを勉強しました。」と言っているのに、後になって「あれ?もしかしてコーディングも勉強したんですか?」って聞かれたり…

大手は全業種扱っているので仕方がないのかもしれませんが、専門ならこんな悲劇的なやりとりはないです。

なお私の場合、今の会社は紹介ではなく普通の求人から応募で決まりました。

でもエージェントと話してアドバイスをもらったこと、業界のことを知れたことがめちゃくちゃ生きました。学校では理屈は学べても現場のことぜんぜんわからないですから。

なので迷っている方は、お金もかからないので登録してみることをおすすめします。

 

ちなみにハローワークは未経験可の求人もありますが、ブラックっぽいのが多いです。

私も何社も応募しましたが、面接から雰囲気自体があやしい制作会社とかも多かったです。

めちゃくちゃ薄給なのに残業や客先常駐の可否についてはしっかり確認をして来たり…

 

いずれにせよ、未経験の自分自身で応募先を見極めるのはとても難しいです。

これから学習しようとしている方へ

これから勉強しようとしている人は、HTMLとか難しそうだなあ、ついていけるかなあと思っているかもしれませんね。

でも脅かしたいわけではないですが、実は勉強そのものより就活の方が何倍も難しいです。

でも大丈夫です。就職ルートがあるスクールというのがあります。

 

ある意味、勉強ではなく就職ルートを確保するためにスクールに行くというのは正しい認識かもしれません。

実際勉強そのものについては、優秀な人なら独学でもできなくはないので。

 

ハローワークの求職者支援訓練は授業は受けられますが、就活については完全に本人に任されてしまいますので、就活サポートがあるスクールはうらやましかった。

(訓練に通った私は卒業後2ケ月決まりませんでした。その間家にひきこもって勉強したのでなんとか就職できましたが…)

費用 就職
ハローワークの求職者支援訓練 無料 困難
民間のwebデザインスクール 有料 有利

 

真剣に就職まで考えている人は、この辺りの費用対効果もよく検討して決めるのがいいんじゃないかと思います。

まあ私はぜんぜんお金なかったので求職者支援訓練一択でしたけど笑。

コメント